no is e

この世界のすべては、雑音で出来ている。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オープンワールド その4

例えば、RPGの中でいつも行なっていることを現実世界で同じようにやろうとすればどうなるか、想像してみよう。一つの町から隣の町に行くには、かなりの時間を費やさなくてはならない。歩きならなおさらだ。走れば疲れるし、重いものを持ち過ぎれば走ることも…

オープンワールド その3

例えば2011年に発売された「スカイリム」は、広大に広がるフィールドと細部まで作り込まれた世界の圧倒的な物量、そしてそれが可能にする抜きん出た自由度によって特徴づけられたゲームだ。 スカイリムにおいて、世界を形づくっているのはもはや無味乾燥な記…

オープンワールド その2

例えば「ドラゴンクエスト」においては、世界はそっけない「記号」で構成されていた。街も城も、森も山も、すれ違う人々も、全てひとマスのドット絵。味気ないが、快適でもある。お城から隣の街への移動は、ものの数秒もあれば足りるのだ。今日のゲームと比…

オープンワールド その1

我々が子供のころ、ゲームが「リアル」になることは、そのまま「進化」を意味した。ファミコンやスーパーファミコンのドット絵の範囲内ではあったが、キャラクターや背景がより緻密に書き込まれ、ゲームの世界を構成する要素の物量が増し、行動の選択肢が増…